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脱初心者!Photoshopの全27種類の描画モードを完全網羅。描画モードを理解することで、Photoshopの合成・加工がレベルアップ【第4回】

描画モードは複数のレイヤーのブレンドしてくれて、それによって合成しやすくなるという機能です。今回は描画モード第4回です。今回は「⑤の上下のレイヤーを比較するグループ」について解説します。

第1回の記事では「描画モードとは何か」、「全27種類の描画モードを6つに分類」、「①のグループ 通常・ディザ合成」、「②のブレンド加減を暗くするグループ(5種類)」について、第2回では、「③のブレンド加減を明るくするグループ」について、第3回では、「④のコントラストを強くするグループ」について解説しています。

目次

上下のレイヤーを比較するグループのそれぞれの特徴と使い方

このグループはこちらの描画モードをそのまま使うのではなく、完成品を作成するための過程で用いられるたり、様々な処理の中の一つの工程として用いられることが多いです。特徴をひとつひとつ見てみましょう。

差の絶対値

差の絶対値はレイヤー間の色の差を見つけてくれる描画モードです。具体的には、RGBそれぞれの大きい方から小さい方を引いた色となります。合成色をグレースケールにした場合は、下記のようになります。

合成色が黒の場合は、基本色のままの色、白の場合は反対色になっています。次にRGBの具体的な計算方法を見てみましょう。

基本色・合成色同じ青の重なり合う部分はRGBそれぞれ同じ数値なので、引いた結果RGB(0,0,0)となり、黒となっています。差の絶対値はこの「全く同じ色だと黒になる」という特徴を活かして、合成の過程での確認道具として使われることが多いです。

例えば、2枚の写真の違う部分を探す場合に役立ちます。一番上のグレープフルーツの色だけが違う色であることが分かります。

次の例は、色調補正を行う場合です。お寿司の写真がありますが、赤っぽい光の中で写真を撮ったので、全体的に赤みがかっています。これを補正するためには、トーンカーブでグレー点を設定して色調補正・色被り補正を行う必要があります。

まず、お寿司の写真から50%グレーに一番近いところを見つけたいので、合成色を50%グレーにして、描画モードを差の絶対値にします。すると、ウニに添えられているきゅうりが一番黒くなっているのが分かります。ここが、 50%グレー に近いところです。

次に、べた塗からトーンカーブを開きます。

トーンカーブのグレーを指定するスポイトをつかって、さっきのきゅうりを指定します。

トーンカーブの真ん中のスポイトを選択して、お寿司のきゅうりをクリック!すると、色調補正されて、自然なカラーに仕上がります。

きれいに補正されました。おいしそうかと言われると・・・食べたのは数年前ですがこのお寿司自体はとてもおいしかったのをよく覚えています(笑) お寿司、最近食べてないなぁ。おっと、次に進みましょう。

除外

除外は、差の絶対値と似ていますが、コントラストが弱くなります。具体的には、基本色と合成色のコントラストを比較して、コントラストが強い範囲はコントラストを弱くします。計算式は複雑なので割愛しますが、黒と白以外を重ねると、くすんだような色になっているのが分かります。

こちらは使用頻度の低い描画モードで、私自身使ったことがありません。何か良い使い方があったら教えていただけると嬉しいです。

減算

減算は基本色から合成色を引いた色が結果色となります。RGBのそれぞれを引き、マイナスになる場合は0となります。具体的には下記のような計算式となります。

合成色が白の場合はRGBが全て最大値の255のため結果色は黒になり、黒の場合はRGBが全て0のため、結果色は変化なしとなります。グレースケールを合成色とした場合を見てみましょう。

減算は、低彩度をマスクして高彩度の部分のみの彩度を落とす際に便利です。元の写真を基本色に、同じ写真のモノクロにしたものを合成色として減算にブレンド→マスクすることで、高彩度の部分のみの彩度を落とすことができます。(差の絶対値でブレンドすると、高彩度がマスクされます) 詳しいやり方は、また後日解説したいと思います。

全体的に彩度を-80%した場合と、低彩度をマスクして-80%した場合とで、下記のように違いが出ます。

違いを分かりやすくするために、大幅に彩度を落としていますが、好みの彩度に変えられるので、自由に良い感じになります。

除算

除算は、基本色と合成色を割り算を使って結果色を計算しています。具体的には、
基本色のRGB ÷ 合成色のRGB × 255
をそれぞれのRGBで算出した、R・G・Bが結果色となります。

白は全てのRGBが255なので、255で割って、255で掛けるので基本色のままです。
黒は全てのRGBが0なので、0でわることで、全てが無限大になってしまうので、最大値の255となり、結果色は白になります。
中間の色は濃い色で割った方が明るい色になっているのが分かりますね。

こちらも使用頻度の低い描画モードで、私自身は使ったことがありません。
パシャブログさんで、写真を鉛筆画に変更する方法が紹介されていました。

素敵な感じですね。私も今度やってみようと思います。

まとめ

今回は、 上下のレイヤーを比較するグループ について解説しました。差の絶対値と減算は他にも色々な使い道があるので、またご紹介していきたいです。

次回は、描画モード最終回「色の3属性(色相・再度・輝度)に関するグループ」について解説していきます。

読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

小さな鞄屋さんで経理事務のお仕事をしています。会社で写真の加工やちょっとしたデザインを頼まれたのがきっかけで、Photoshopとillustratorと出会いました。これがホントに楽しくて、只今、勉強中です。
このブログではWebデザインを中心に、私の好きな事をシェアしていきたいと思います。ちょっとでも誰かの役に立てたり、面白いなと思っていただけたら嬉しいです。

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